水素エネルギー社会の早期実現へ
地球温暖化等に起因する異常気象によるものなのか、近年自然災害での被害が大きくなっております。
西日本での豪雨災害や台風21号での被害は想像を超えるものでした。
私たちは未来を担う子供や孫達により良い環境を残して行かなければなりません。
その為に、水素エネルギー社会の早期実現に向けて取り組んで行きたいと考えております。
私は22年間会社員として工業ガスの製造や販売を行っている岩谷瓦斯㈱に勤務し、水素ガスに着目し、全国に約20ケ所ある水素ステーションの設計及び施工並びに運営に携わっていました。
また環境省の委託事業として、横浜市/川崎市と協議した「京浜臨海部における再生可能エネルギー」を活用したプロジェクトがありました。
このプロジェクトでは、横浜市神奈川区鈴繁町にある風力発電所(ハマウィング)敷地内に、風力発電を利用し水を電気分解してCO2フリーの水素を製造し、貯蔵・圧縮するシステムを整備しました。さらに、ここで製造した水素を、簡易水素充填車により輸送し横浜市内や川崎市内の青果市場や工場・倉庫などに導入する燃料電池フォークリフトで使用するといったサプライチェーンの構築を目指したものでした。電動フォークリフトやガソリンフォークリフト利用時のサプライチェーンと比べて、80%以上のCO2削減が可能になると試算されております。
この取り組みで環境省と横浜市と川崎市との業務がございまして、横の連携が無くスムーズに仕事が進まないことを感じました。このような良い取り組みをスムーズに行うためには、国と市の連携強化が必要と思いました。国政の中谷一馬衆議院議員と市政を担当させて頂く私と一緒に連携して、将来を担う子供や孫達により良い環境を残し、また今まで会社で経験してきました水素エネルギー社会の早期実現に向けて取り組んで行きたいと考えております。
水素エネルギー社会には多くのメリットがあります。
①水や化合物として無尽蔵に存在
②ロケットを打ち上げ可能な大きなエネルギー
③発電や熱の利用も可能
④CO2が全くでないクリーンなエネルギー
⑤水を電気分解し水素に変えることで、貯蔵が難しい電力課題を解決するエネルギー媒体
⑥液化して800倍にして運ぶことにで送電ロス等も少ない効率的なエネルギーなどあります。
水素エネルギー社会の早期実現が出来れば、パリ協定で定められた温室ガスの削減目標(2030年までに13年比マイナス26%減)も達成可能であると考えております。
都筑区内でも、水素自動車を増やしそして水素バスが運行出来るようにする為の定置式の水素ステーション、また大規模地震に備えて区内で地産地消が出来る水素発電設備他、水素エネルギーの関連施設の建設に取り組みたいと考えております。
こうした水素エネルギーを横浜で推進すると同時に、原発に関しては立憲民主党の中谷一馬衆議院議員と連携してゼロに向けた方策を進めて参ります。